企画構想から約10年、広島駅前の郵便局をオフィスビルへ建て替えるプロジェクトが竣工しました。
広島の「陸の玄関口」である広島駅南口広場、および広島駅ビルの再整備計画と併せた一体的な景観形成とするため、都市に開かれた緑豊かな公開空地を設けて駅前のオアシスとなることを目指しました。
外観は「水の都ひろしま」の市内を流れる河川の水面や美しい河岸緑地をモチーフとし、高層部のカーテンウォールによる透明感と中層部には旧広島東郵便局のフォルムを継承する庇のデザインを有し、高層部のカーテンウォールによる透明感と融合させた大規模な壁面緑化を採用することで、都市景観に配慮したデザインとしました。
夜間は中層部の庇や高層部の建物コーナーやファーリング部分を優しい光で演出し、駅前景観の夜景シーンにも貢献しています。